井戸時空標準研究室室長が「応用物理学会光・量子エレクトロニクス業績賞」を受賞
2026.4.7
2026年3月15日、当研究所電磁波研究所電磁波先進・基盤研究センター時空標準研究室の井戸室長が「第27回応用物理学会光・量子エレクトロニクス業績賞(宅間宏賞)」を受賞した。本賞は応用物理学会における分野別業績賞の中で最も長い歴史を有し、故・宅間宏電気通信大学名誉教授の寄付を基金として設立されたものであり、NICTでの研究業績によるNICT職員の受賞は、今回が初めてとなる。
受賞理由は「光格子時計による標準時の高精度化の実現」であり、光格子時計を標準時に活用することにより、日本標準時の高精度化を達成した点が高く評価された。本成果は、光格子時計の開発と標準時の安定運用の双方に支えられて実現したものである。本賞が個人表彰であることから、これらの成果を代表する形で井戸室長が受賞するに至ったものと考えられる。
光格子時計は極めて高い精度を有する一方で、これまで社会実装された具体的なユースケースは限られており、標準時への適用は世界的にも先駆的な取り組みである。
なお、授賞式の翌3月16日には応用物理学会において受賞記念講演を行い、NICTにおいて自主開発した光格子時計がすでに標準時に活用されていることを広く発信した。
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授賞式での記念写真
井戸室長(右)と安達応用物理学会会長(左)
授与されたメダル