安藤研究員が「地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)大林奨励賞」を受賞

2025.12.10

当研究所電磁波伝搬研究センター宇宙環境研究室の安藤慧研究員が、地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)の大林奨励賞を受賞した。大林奨励賞は、SGEPSSの若手会員の中で独創的な成果を挙げ、さらに将来における発展が十分期待できる研究を推進している者を表彰するものである。

安藤研究員は独自に開発した3次元電離圏シミュレーションモデルを用いて、これまで再現が難しかった中低緯度帯の電離圏スポラディックE層(Es層)の日ごとに異なる様相を世界で初めて再現し、その3次元的な時間変化の物理機構を解明した。現在、このモデルを活用し、他の緯度帯のEs層の特徴や他の電離圏現象とのつながりを探る研究が進行中であり、幅広い科学的発展が期待される。加えて、Es層は航空機の離着陸時に用いられる電波の異常伝搬を引き起こすことが知られており、その発生予測は社会的にも重要である。本研究で開発されたシミュレーションモデルは、将来的にEs層の発生を予測するための物理モデルの構築につながることが期待される。これらの成果や将来性が評価されて受賞となり、2025年11月25日神戸大学にて開催されたSGEPSS秋季年会総会にて授賞式が行われた。

安藤研究

安藤研究員

受賞題目:
数値シミュレーションを用いた電離圏スポラディックE層の特性に関する研究
受賞日:
2025年11月25日

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