沖縄電磁波技術センターにおいて、オープンハウス2025を2025年11月16日（日）に開催した。当日は天候も良く、多くの方に楽しんでいただくことができた。

今年は同センターが関係する研究内容の紹介として、当研究所のリモートセンシング研究室が設置している水蒸気ライダーを展示するとともに、その比較・検証として実施している気象ゾンデ放球を公開した。また、ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター宇宙通信システム研究室による光望遠鏡の公開を行った。午後には灘井センター長より「研究者のおはなし」として、これまでの研究成果だけでなく、その実施過程の思いなどに触れる講演を行った。

体験型のイベントとしては、当研究所のリモートセンシング研究室が埼玉・大阪・神戸に設置しているマルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ（MP-PAWR）で取得した三次元降雨情報をVRゴーグルで見せる「きゅむろんVR体験」のほか、「転倒マス式雨量計体験」、「スピードガン体験」を実施した。

このほか、沖縄総合通信事務所の森下所長にもご来訪いただき、不法無線局探索車等の展示、同事務所と沖縄県電波適正利用推進員協議会によるおもしろ電波教室、日本アマチュア無線連盟沖縄県支部によるアマチュア無線局体験運用が行われた。

当日会場へは、150名のご来訪をいただいた。アンケートからは「スピードガン体験で原理を知れてよかった」、「ゾンデ放球の知らなかったことがわかって面白かった」、「VRでは異次元の世界に息子が驚いていた」等、各年代から多くの感想をいただいた。

当日ご来訪いただいた皆様にお礼を申し上げます。