タイ・GISTDAとのMOU更新および調印式実施
2024.11.8
2024年11月8日、タイの宇宙機関GISTDA(Geo-Informatics and Space Technology Development Agency)とのMOUを更新するとともに、調印式をタイ・バンコクにて実施した。
タイでは宇宙天気監視および予報に関して、GISTDAを中心に関係機関のコンソーシアムを構築・推進しているところ、2019年6月にNICTに宇宙天気予報業務に関する協力要請があり、同年11月に宇宙天気関連研究・業務に関するMOUを締結した。その後、タイ国内のGISTDA施設内への宇宙天気観測機器である磁力計の設置やGISTDA職員2名を宇宙天気予報研修員として受け入れるなど共同研究を進めている。このMOU期限が本年11月までとなっていたが、GISTDA側から更新要望があり、当研究所の宇宙環境研究室としてもタイでの宇宙天気予報サービス開始に資する技術協力や共同観測等メリットが高いことから、今回MOUを更新するとともに調印式を実施することとなった。
調印式当日は、タイ・GISTDAが主催する宇宙関連イベント「Thailand Space Week 2024(TSW2024)」(11月7日~9日、バンコク・Impact Muang Thong Thaniにて開催)の会場内ホールにて、NICT徳田理事長とGISTDA・Pakorn長官による挨拶の後、MOUへの署名が行われた。また、調印式に際し、TSW2024の日本ブースにてNICTの宇宙天気関連取組のパネル展示を行うとともに、日本ブースおよびタイ・GISTDAブースの視察を行った。本MOUの下、引き続きGISTDAによる宇宙天気予報サービス開始に向けたサポートを行い、宇宙天気監視・予測に係る技術を展開して進めて行きたい。
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