当研究所電磁波伝搬研究センター宇宙環境研究室の西岡未知主任研究員およびSepti Perwitasari研究員が著者となっている論文が、Springer Nature社が発行する国際科学誌Earth, Planets and Space（EPS誌）のHighlighted Papers in 2023を受賞した。また、垰千尋主任研究員が、EPS誌で論文査読に重要な貢献をした研究者を表彰するExcellent Reviewers in 2023を受賞した。

EPS誌は、地球惑星科学分野の論文を扱っている国際的学術誌であり、毎年編集者の推薦に基づき、優れた論文をハイライト論文として表彰している（2023年実績では、全論文数189編の上位6%）。西岡主任研究員及びSepti研究員らの論文は、2022年1月15日の南太平洋トンガ沖海底火山の大規模噴火が引き起こした地球規模の電離圏擾乱について最近の研究成果をまとめ、大気圏電離圏結合過程の新しい側面を明らかにしたことが評価され、今回の受賞につながった。

受賞論文：

New aspects of the upper atmospheric disturbances caused by the explosive eruption of the 2022 Hunga Tonga.Hunga Ha’apai volcano

著者：

A Shinbori, Y Otsuka, T Sori, M Nishioka, P Septi, T Tsuda, N Nishitani, A Kumamoto, F Tsuchiya, S Matsuda, Y Kasahara, A Matsuoka, S Nakamura, Y Miyoshi and I Shinohara

DOI：

10.1186/s40623-023-01930-4

出版日：

2023年11月22日

【リンク】

• Highlighted Papers 2023 - Earth, Planets and Space
• Excellent Reviewers 2023 - Earth, Planets and Space