「日本光学会 光設計奨励賞」の受賞
(田原樹主任研究員)
2023.11.27
当研究所電磁波先進研究センターデジタル光学基盤研究室の田原樹主任研究員が、2023年11月27日に一般社団法人日本光学会光設計研究グループの第26回光設計賞、光設計奨励賞を受賞した。光設計奨励賞は、光設計に関する優れた研究・技術・発明を募集し、表彰するものであり、各応募に対して将来性、実用性、独創性の3つの観点で審査される。
今回の受賞では、田原樹主任研究員の「単一露光フルカラー自然光ホログラフィカメラ」の時間、空間コヒーレンスを考慮し、自己干渉光学系を採用した光学系の提案が独創的であると高く評価された。また、太陽光など自然光(インコヒーレント光(※))を光源としながら、一回の露光でフルカラーのホログラムをデジタル記録するカメラを世界初で開発したことに対し、応用範囲の広さから今後の実用化が期待され、受賞につながった。
※ インコヒーレント光は、時間的・空間的コヒーレンス長が短く、一般に位相が揃っていない光。これと対照に、コヒーレント光は位相が揃った光で、レーザーが代表的。
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