第17回宇宙天気ユーザーズフォーラムを開催

2023.1.17

2022年12月13日(火)10:30-17:30に「第17回宇宙天気ユーザーズフォーラム」をZoomウェビナー形式で開催した。本フォーラムは、NICTが配信する宇宙天気情報の正確な利用方法の周知と、関連するトピックについてNICT内外の専門家から講演を行うものであり、2003年から規模を拡大しながら年1回を基本に継続して開催し、17回目を迎えた。

当日は、冒頭、主催者を代表してNICT門脇理事による開会挨拶の後、2022年1月から6月にかけて実施された総務省の「宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会」の報告書の内容について、検討会の座長代理を務めた当研究所の石井電磁波伝搬研究センター長と、本検討会の中に設置された「宇宙天気の警報基準に関するWG」のリーダーを務めた津川宇宙環境研究室長より説明した。その後、当該WGにおいて通信・放送、測位、電力、衛星運用、航空機被ばくの各分野の議論をリードした宇宙環境研究室の研究者からそれぞれの分野での議論の詳細について説明した。

午後には、津川室長より「2022年の宇宙天気」と題して、過去1年間の宇宙天気に関する推移や国内外における社会動向、研究活動について紹介した後、株式会社ジェノバの今給黎哲郎様より「GNSS測量と宇宙天気の関り-衛星測位への影響事例など-」と題した講演、続いて、スパークスイノベーションフォーフューチャー株式会社の大貫美鈴様より「宇宙経済圏の拡大と宇宙天気」と題した講演、株式会社アクセルスペースの國母隆一様より「小型衛星コンステレーションと宇宙天気」と題した講演をそれぞれいただき、最後に、当研究所の平所長による挨拶で閉会した。

コロナ禍の影響により、昨年、一昨年に続き3回目のオンライン開催となったが、約200名の参加があり、各講演の後には多くの質問が寄せられた。また、閉会後にZoomのブレークアウトルームを設けて行われた「質問コーナー」でも多くの質問が寄せられるなど、活発な議論となった。今後、参加者からいただいた意見などを踏まえ、本フォーラムの内容や開催方法についても検討を進め、宇宙天気情報利用者の裾野を広げる場として本フォーラムの開催を継続していきたい。

【リンク】

プログラム(敬称略)

10:30-10:35

開会の挨拶

国立研究開発法人情報通信研究機構 理事 門脇 直人
10:35-10:55

宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会報告書について

電磁波伝搬研究センター 研究センター長 石井 守
10:55-11:05

宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会警報基準WGについて

宇宙環境研究室 室長 津川 卓也
11:05-11:15

警報基準(通信・放送)

宇宙環境研究室 主任研究員 陣 英克
11:15-11:25

警報基準(測位)

宇宙環境研究室 主任研究員 西岡 未知
11:25-11:35

警報基準(電力)

宇宙環境研究室 主任研究員 中溝 葵
11:35-11:45

警報基準(衛星運用)

宇宙環境研究室 主任研究員 坂口 歌織
11:45-11:55

警報基準(航空機被ばく)

宇宙天気予報グループ グループリーダー 久保 勇樹
11:55-13:05 休憩
13:05-13:45

講演1:2022年の宇宙天気

宇宙環境研究室 室長 津川 卓也
13:45-14:25

講演2:GNSS測量と宇宙天気の関り-衛星測位への影響事例など-

株式会社ジェノバ 今給黎 哲郎
14:25-15:10 休憩
15:10-15:50

講演3:宇宙経済圏の拡大と宇宙天気

スパークスイノベーションフォーフューチャー 大貫 美鈴
15:50-16:30

講演4:小型衛星コンステレーションと宇宙天気

株式会社アクセルスペース 國母 隆一
16:30-16:35

閉会の挨拶

国立研究開発法人情報通信研究機構 電磁波研究所 所長 平 和昌
16:35-17:30 質問コーナー(Zoomブレイクアウトルーム)