光応用電磁界計測技術国際ワークショップ
PEM2021における受賞
2021.11.29~30
2021年11月29日、30日にオンライン開催された光応用電磁界計測技術に関連する国際ワークショップである「4th International Workshop on Photonics applied to Electromagnetic Measurements in Sapporo (PEM2021)」(発表件数:22件、参加者:約40名)において、当研究所電磁波標準研究センター電磁環境研究室の清水悠斗研究員が「PEM Best Paper Award」を、冨澤鉄太協力研究員(青山大学大学院生)が「Student Best Presentation Award」をそれぞれ受賞した。
清水研究員は、電気自動車の無線電力伝送給電を想定した85 kHzのばく露評価に用いる2種類の光電界プローブの較正不確かさについて [1]、冨澤協力研究員は、共著者であるNICT職員の指導により実施したBeyond 5G/6Gを想定したTHz帯の電波ばく露評価に用いる生体等価ファントムの開発について [2]、それぞれ発表した。いずれも高精度かつ再現性に優れた実験測定に基づいた信頼性の高い研究成果であり、関連する電波利用システムの適合性確認方法の確立や人体の電波防護指針の策定に貢献することが高く評価されたものである。
[1] 清水悠斗(NICT)、於保英志(NICT/農工大)、チャカロタイ・ジェドヴィスノプ(NICT)、長岡智明(NICT)、有馬卓司(農工大)、宇野亨(農工大), "Uncertainty Evaluation of Optical Electric-Field Probe Calibration for Human Exposure Assessment at 85 kHz"
[2] 冨澤鉄太(NICT/青学大)、山崎祥他(NICT)、水野麻弥(NICT)、須賀良介(青学大)、橋本修(青学大)、長岡智明(NICT), "Investigation of Dielectric Property of Skin Tissue Phantom Added Glycerin Using THz TDS"
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