第16回宇宙天気ユーザーズフォーラムを開催

2021.11.30

2021年11月30日(火)10:00-17:30、「第16回宇宙天気ユーザーズフォーラム」をZOOMウェビナー形式で開催した。本フォーラムは、NICTが配信する宇宙天気情報の正確な利用方法の周知と、関連するトピックについて機構内外の専門家から講演を行うものであり、2003年から規模を拡大しながら年1回を基本に継続して開催し、16回目を迎えた。

当日は、主催者を代表してNICT門脇理事による開会挨拶の後、一般社団法人ABLab 斉田季実治 宇宙天気プロジェクトマネージャより、気象予報士の観点から一般へわかりやすく宇宙天気を伝える未来の「宇宙天気キャスター」像についての講演、続いて北海道大学前田隼氏よりアマチュア無線で利用されるHF帯電波伝搬と宇宙天気利用についての講演、スカパーJSAT株式会社宮田東衛星・通信技術担当主幹より衛星運用に関する宇宙環境情報の利用やビジネス展開についての講演をそれぞれいただいた。午後には、当研究所の宇宙環境研究室津川室長より「2021年の宇宙天気」と題して、過去1年間の宇宙天気に関する推移や国内外における社会動向、研究活動について紹介した後、宇宙環境研究室の若手研究員による「宇宙天気ミニ講座」を開催し、太陽・太陽風・磁気圏・電離圏に関する基礎的な説明や宇宙天気情報の利用方法について説明した。最後に、当研究所の平所長による挨拶で閉会した。

コロナ禍の影響により昨年に続いて今回もオンラインでの開催となったが、過去最大の240名超の参加があり、各講演の後には多くの質問が寄せられ、閉会後にブレークアウトルームを設けて行われた「質問コーナー」でも質疑が続くなど、活発な議論となった。

今後、参加したユーザーからいただいた意見や宇宙天気ユーザー協議会アウトリーチ分科会での議論を踏まえ、本フォーラムの内容や開催方法についても検討を進め、宇宙天気情報利用者の裾野を広げる場として本フォーラムの開催を継続していきたい。

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プログラム(敬称略)

10:00-10:05 開会の挨拶
国立研究開発法人情報通信研究機構 理事 門脇 直人
10:05-10:45 講演1:気象予報士が考える「宇宙天気キャスター」が活躍する未来
一般社団法人ABLab 宇宙天気プロジェクトマネージャ 斉田 季実治
10:45-11:25 講演2:宇宙天気とHF帯電波伝搬
国立大学法人北海道大学附属図書館 前田 隼
11:25-12:05 講演3:宇宙環境と衛星運用
スカパーJSAT株式会社 衛星運用部 衛星・通信技術担当主幹 宮田 東
12:05-13:10 休憩
13:10-13:50 講演4:2021年の宇宙天気
国立研究開発法人情報通信研究機構 宇宙環境研究室 室長 津川 卓也
13:50-14:20 宇宙天気ミニ講座(太陽編)
国立研究開発法人情報通信研究機構 宇宙環境研究室 研究員 大辻 賢一
14:20-15:00 休憩
15:00-15:30 宇宙天気ミニ講座(太陽風編)
国立研究開発法人情報通信研究機構 宇宙環境研究室 主任研究員 塩田 大幸
15:30-16:00 宇宙天気ミニ講座(磁気圏編)
国立研究開発法人情報通信研究機構 宇宙環境研究室 研究員 齊藤 慎司
16:00-16:30 宇宙天気ミニ講座(電離圏編)
国立研究開発法人情報通信研究機構 宇宙環境研究室 主任研究員 陣 英克
16:30-16:35 閉会の挨拶
国立研究開発法人情報通信研究機構 電磁波研究所 所長 平 和昌
16:35-17:30 質問コーナー(ブレークアウトルームで開催)