「NICT/EMC-net 特別シンポジウム」を開催
2021.3.4
当研究所の電磁環境研究室は、2021年3月4日に「NICT/EMC-net 特別シンポジウム」をオンライン開催した。NICT/EMC-netの創設者であり、電磁環境工学分野および関連標準化活動の第一人者であった杉浦行先生の昨年5月のご逝去にともない、その功績を振り返るとともに、NICTにおけるEMCの将来課題の議論を目的とした。当日は大学、国際標準化関係、産業界、試験機関などから、接続数149名の参加をいただいた。
NICT門脇理事の電波研入所時の杉浦先生との思い出を交えた開会挨拶に引き続き、NICT/EMC-net代表幹事の多氣上席研究員から杉浦先生によるNICT/EMC-netの創設と貢献について紹介した。続いて、電磁環境研究室関係者より、杉浦先生の功績と思い出をまとめ、とくに「放射妨害波測定用アンテナ校正の研究」と「妨害波測定用受信機の研究」について、国際標準化および社会実装へ向けてNICTがそれらの研究をどのように発展させたかについて講演を行った。閉会挨拶では平研究所長が本シンポジウムを総括した。各講演の間のトークタイムでは、外部の17名の方より、杉浦先生との関わりと電磁環境分野の諸課題について話をいただいた。
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プログラム
14:00-14:05 | 開会挨拶門脇 直人(情報通信研究機構 理事) |
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14:05-14:15 | NICT/EMC-netと杉浦先生多氣 昌生(電磁環境研究室 上席研究員) |
14:15-15:05 | 杉浦先生の功績と思い出山中 幸雄(電磁環境研究室 マネージャー)篠塚 隆(電磁環境研究室 協力研究員) |
15:05-15:55 | 放射妨害波測定用アンテナ校正の研究藤井 勝巳(電磁環境研究室 研究マネージャー) |
15:55-16:45 | 妨害波測定用受信機の研究松本 泰(電磁波研究所 上席研究員) |
16:45-16:50 | 閉会挨拶平 和昌(電磁波研究所 研究所長) |